2025年4月30日から2025年10月7日の約5か月間、世田谷区立中央図書館プラネタリウムに、Qを活用した展示を設置していただきました。プラネタリウム横に並ぶ展示ケース4つのうち、左から2つ目です。
プラスチック製の半球に裏側からプロジェクタで惑星の様子を映す天体儀で、Qにより作成した番組を、ノートPCとQを用いて上映しています。

左から2つ目がQを活用した展示
プラネタリウムは凹面のスクリーンにより、主に地球から宇宙を見つめる場所です。
Qによる天体儀の展示を添えることで、宇宙から地球を見つめる視点が補完されます。
今回の展示ではTamayuruが番組を制作させていただきました。Qでは球面映像を手軽に制作できるため、毎月新作の番組に入れるような柔軟性が実現できます。
- 5月 太陽と惑星の自転速度
- 6月 地球の公転と季節(白夜と極夜)
- 7月 地球の公転と季節(光合成や海流の変化)
- 8月 天文に関係する世界遺産
- 9月 月と火星への着陸ミッション

展示終了後に、世田谷区立中央図書館プラネタリウムの方にインタビューさせていただきました。
Tamayuru
今回は展示の機会と、さまざまなご協力を賜りありがとうございました。
展示についてインタビューさせてください。
世田谷区立中央図書館プラネタリウム(以下、世田谷プラネ)
こちらこそありがとうございました。
プラネタリウムを見終わった方や帰宅途中の小学生など、多くの方に楽しんでいただけました。
Tamayuru
Qを展示していただいたコーナーには 現在ボイジャーのゴールデンレコードの複製や液晶ディスプレイによる番組紹介が展示されていますが、普段はどのような展示をされることが多いですか?
世田谷プラネ
番組やイベントに関すること、天文教室に関連することや天文イベントの紹介が多いですね。
不定期(2~3か月おき)で入れ替えています。
Tamayuru
Qの展示を置かせていただいて、来館者の反応はいかがでしたか?
世田谷プラネ
はっきりと天体が展示されるので目を引いていました。食い入るようにご覧になっている方もいましたね。
また、番組によって大人の反応がよかったり子どもの反応がよかったりしていました。
火星に着陸した探査機の紹介に夢中になっている男の子もいました。
Tamayuru
球面に映す天体、液晶ディスプレイ、補足資料のパネルの組み合わせで展示させていただきました。
展示の構成としてはいかがでしたか?
世田谷プラネ
二面で展開するのはオーソドックスな構成で、球面と液晶ディスプレイの組み合わせはわかりやすかったです。
パネルと合わせても情報量が多すぎる印象はありません。
今回は再生用ノートPCの液晶ディスプレイでしたが、もう少し大きなディスプレイとの組み合わせだと見やすかったと思います。
Tamayuru
Qは番組の制作と展示が行えるソフトウェアです。皆さんで番組を作るような活用も考えられますか?
世田谷プラネ
ツールとして面白いので、ぜひ使っていただきたいです。
サンプルの番組がいくつかあるといいですね。
Tamayuru
今回は展示の貴重な機会と多大なサポートをいただきありがとうございました。
またイベントや展示などでご一緒できたらと思います。
世田谷プラネ
はい。機会があればトラックボールでの天体回転操作も来館者に体験していただきたいです。
ぜひまたよろしくお願いします。
展示にあたり多大なご協力を賜りました世田谷区立中央図書館プラネタリウム関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
